手を握って
私の手を握って寂しさを訴える嫁さん。
残念ながら、もう訴える先は私ではない。
嫁さんの寂しさを埋め合わすのは私ではない。
もう終わったのだ。
昨日も浮気
夜中にドライブに行くといって浮気している嫁さん。
ヤリに行ってるってバレてないと思ってるだろうけど、バレバレである。
カバンの中にゴムを入れているのも。
そんなのも知られているとも知らずに今朝は抱きついてキスをせがんできた。
避けるとまた発狂するので仕方なく応じたが。
近寄らないでほしい。
支度
自殺の準備をコソコソしている嫁さん。
それを仄めかしつつ、具体はバレていないと思っている嫁さん。
先月末に自殺のマニュアル本を通販で購入しているのも知っているし、先週末に縄も買ってきているのも知ってるし、口論になった浮気相手の家のドアノブで首を吊って自殺しようとしているのも全部知っている。
本や縄がどこにしまってあるかも知っている。
でも、隠したり取り上げたりしたら絶対発狂するだろう。
今は見違えるほどに元気だから、すぐに行動に移したりはしないだろうが、今週末の通院で主治医とゴタゴタしたら行動に移してしまうかもしれない。
怯える日々である。
違和感
見違えるほど体調が回復してきた嫁さん。
これまでも良くある回復ぶり。
ただ、これまでとはどこか違う。
強い違和感を感じる。
それは過去最大に荒れ狂ったからだろうか。
浮気されたからだろうか。
自殺の準備を整えてあるからだろうか。
嫌な感じ。
元気になるきっかけ
昨日の深夜にドライブに行って案の定体調を崩した嫁さん。
珍しくその日の夕飯後に復活してきた。
浮気相手に相手してもらえるのだろう。
病気を理由に仕事も家事も育児もまともにできないのに、やることはやるのだから都合が良い。
私は即刻離婚したいのだが、こんな母親でも子どもたちには必要なのかと思うと頭が痛い。
先が見えない病状の嫁さんを抱えているだけでもメンタルを削られるのに、追い打ちをかけるようなこの有様。
きっと私は長生きできないだろうな。